経理のミス・エラー発見と防止の具体策

セミナーID S1907OK3403
セミナー名 経理のミス・エラー発見と防止の具体策
日時 2019/07/17 10:00~13:00
内容 [はじめに]なぜ経理のミスはなくならないのか?
(1)経理のケアレスミスは、即、会社に損失を与える
(2)いつ、どこで、ミスは発生しているのか
(3)ミスやエラーが起きたときの経理の対応は?
(4)ミスを防止する3つのコツ
  ①作業とチェックの仕方を見直す
  ②手順を組み直す
  ③道具(ツール)を改良する

1.【経理事務編】「またミスしてしまった!!」を無くすための改善
(1)経費精算で多い勘定科目と金額のミス
  →キャッシュレス化と経費精算スタイルの改善で、ミスと不正を解消
(2)会社の信用を失い、経理の評価を下げる振込ミス
  →ミスはシステムでカバーし、人の目で再チェック!
(3)請求回収管理の遅れが、不正や貸し倒れにつながる
  →売掛金消し込み処理のデジタル化と得意先への
   アナログ対応で、解決!
(4)経理書類の保管期限と廃棄はどうするのか?
  →こうすればうまくいく 紙の書類とデジタル文書の二重管理
(5)時給・残業集計や改正対応で煩雑!ミスが多い給与計算
  →タイムカードのデジタル化や給与計算ソフトの活用で解決!

2.【会計決算編】「この数字は正しいのか?」と言われないための品質改善
(1)仕訳の入力ミスや仮勘定処理が多い試算表が、品質低下の原因
  →仕訳のパターン処理、業務ソフトからの仕訳連動機能の
   活用で解決!
(2)机上の数字合わせで、仕事をしたつもりの経理の落とし穴
  →現場、現物、現実で確認しないから失敗する ! ≪失敗事例検証≫
(3)会計事務所から指摘される“よくある会計ミス”
  →売上の計上漏れ、費用の二重計上、在庫と原価計算の
   ミスはこれで解決!
(4)公表する前に気づきたい!決算書の表記ミス
  →貸借対照表・損益計算書作成時のチェックリストでミス解消!

3.【税務編】「知らなかった」では済まされない税金トラブル
(1)経理が知っておくべき税制改正の注意点
  →よくある税制改正対応の経理ミス事例
  →節税できる特例を見逃すな
(2)税務調査の傾向と対策
  →調査で指摘が多い項目を事前に確認
(3)源泉税の徴収忘れと印紙税の貼付もれ
  →海外取引の源泉徴収、契約金額変更時の印紙チェック
(4)申告納税が1日遅れただけで加算税
  →e-Taxとダイレクト納付でうっかりミスを防止

4.【資金予算編】「こんなはずじゃなかった!」 背筋が凍る資金ショート
(1)経理の資金繰りミスが原因で手形取引停止
  →預金残高の推移とキャッシュポジションの確保
(2)危ない会社は売掛金と在庫の管理がズサン
  →運転資金バランスの監視と現場部門への対応法
(3)経理の甘い資金予測のために翌期に資金難
  →経理は最悪のシナリオで資金予測を立てておく
(4)営業の利益見込みを信用して予算を組んで赤字転落
  →管理会計を使って数字を検証

[まとめ] ノンミス経理を実現するために!
(1)数字に責任をもつべし !
  チェックリストとダブルチェック
(2)一人で抱え込んでいませんか?
  仕組みとツールを活用してミスを防止する、チェック機能と体制
(3)作業完璧主義ではなく異常検知能力を磨こう
  業務プロセス「処理前・処理中・処理後」の総点検
講師 講師名 株式会社経理がよくなる 税理士 上野 一也 氏
プロフィール 税理士・中小企業診断士。(株)経理がよくなる 代表/児玉上野税務会計事務所 共同代表。
1976年生まれ。慶応義塾大学理工学部卒業後、ヤマハ(株)へ入社。
情報システム部門に8年間勤務し、社内システムの設計・運用に携わる。
その後、会計事務所へ転職し現在に至る。税理士業務のほか、経理システムの改善、
財務分析、経営計画の策定支援などを中心としたコンサルティング活動を実施。
経理社員のキャリアアップにも力を入れ、経理向けの研修を多数実施する。
経理関連の雑誌に記事を多数執筆。

(著書)
『会計データの価値を最大限引き出す Excel活用術』(清文社)
『「30代からの仕事に使える「お金」の考え方』(共著:ちくま新書)
『3年で「経理のプロ」になる実践PDCA』(共著:日本実業出版社)
対象 管理職・中堅社員
分野 経理・財務
会場 沖縄産業支援センター (会場は当日電光掲示板にてお知らせします。)
沖縄県那覇市字小禄1831番地1
受講料(※会員以外) 会員企業様:無料
非会員企業様:¥10,000(税抜)
特記事項 開場は、セミナー開始20分前になります。参加の際は、名刺をご持参下さい。
  • 当セミナーは終了いたしました。